葉っぱは真っ先に食べるべし

この時季、無農薬の葉付き大根やカブをいただくのがとても楽しみです。

独特の苦みや辛味がおいしい葉っぱ。
根よりも葉の方に、βカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。

ぜひ召し上がってくださいね。

葉付きのものが手に入ったら(またはできるだけ翌日までには)根と葉を切り離します。

根は新聞紙などに包んで袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。
葉は別の袋などに入れ、空気を抜いて野菜室へ。
大根葉は特に長いので、半分に折って入れてもよいですね。

根と葉を別々に料理したければ、先に葉っぱを使いきります。
(葉っぱの方が日持ちしにくい為)

もっと言うと、家にある他の青菜(ほうれん草や小松菜など)を差し置いても先に食べる方がよいです。


食べ方は
◯適当に刻んで塩をふり、水分が出たらよく絞っておく。
茹でるか炒めておくと日持ちしますが、生のままでも数日食べられます。
お好みで、刻みしょうが、胡麻、塩昆布、納豆、かつお節、ツナ、ちりめんジャコ、胡麻油、醤油、ポン酢、マヨなどで調味して一品に。
ご飯に乗せたり、お酒のおつまみや、パンに乗せチーズをかけて焼いても美味です。
焼き飯や卵焼きの具などにもどうぞ。
◯直に炒めてOK.
千切りしょうがやニンニクなどと炒めて、塩胡椒や醤油だけのシンプルな味付けで食べるのがオススメです。
◯天ぷらやチヂミもいけます。
千切り人参やスライス玉ねぎとかき揚げにしたり、米粉を足してモチモチのチヂミにしてもおいしいです。
 
もちろん、根と葉の両方を同時に使ってOK.
◯漬け物・サラダ・炒め物・煮物、味噌汁などに。


皆さまもぜひ、これからは葉っぱを真っ先においしく召し上がってみてね。

待ってたよ大根

11月の伊賀地方
いよいよ大根の季節がやって来ました。

最初の料理は何にしよう。

大根おろし、大根サラダ、大根ピクルス、大根と何かの和え物、大根の味噌汁、おでん、ふろふき大根、大根ステーキ、大根の竜田揚げ、大根と厚揚げの煮物、大根もち、大根入りタイカレー……
日替わりでとことんいただきましょう。

私は季節のいろんなぬか漬けを楽しむけれど、冬大根を漬けて食べては思う。
ああ、やっぱりこの漬け物が一番好き。
(夏はきゅうりに対して思ってる)

 

「大根と車麩のうま煮」


材料〉4人分
大根1/3~1/2本(500g程度)
・車麩 2枚
・だし汁 300ml
・醤油 大さじ2~
・みりん 大さじ2~
・生姜の絞り汁 小さじ1~
・胡麻油 大さじ1~

〈作り方〉
1 車麩をぬるま湯でしっかりと戻しておく(茶色が濃いところがある程度柔らかくなるまで。全体に1.5倍位に膨らむ)
2 大根は皮をむき、食べやすい大きさの乱切り、またはそぎ切りにする
3 1を軽く絞って4当分に切り分け、もう一度よく絞り、片栗粉を両面に付ける
4 フライパンに胡麻油をしき、3の両面がこんがり色づくまで焼いて取り出しておく
5 4のフライパンに大根をなるべく重ならないように並べ、だし汁を注いで蓋をして中火で煮る
6 大根が8割方柔らかくなってきたら、4の車麩を戻し、醤油、みりん、生姜の絞り汁を入れて全体を混ぜ、大根に竹櫛がすっと通るくらいの柔らかさになり、だし汁や調味料の水分がちょうどなくなる位まで煮詰める

 

*調味料の分量は、お好みの濃さにしてください。うま煮=甘辛煮ですが、今回は生姜の絞り汁で味を引き締めています。
*できてすぐより、冷めて味がなじんでからの方が美味しくいただけます。翌日のお弁当にもどうぞ。


こちらは大根の皮を千切りにし、甜菜糖、塩、酢でひかえめに味付け。
炒りごまを散らして箸休めに。


さあ、この冬
大根何本食べられるかな。