オールマイティでいこう

今年もかぼちゃの季節がやってきました。


かぼちゃの収穫をお手伝いしたことがありますが、あまりの重労働に口が聞けなかった。

何個も何個も担いで、それはもう重いんだから。
それ以来、かぼちゃを侮らなくなりました。(知るって大事)

かぼちゃは、収穫後、追熟させることでコクと甘みが増しておいしくなります。
1個丸ごと手に入ったら、ヘタを見てください。
ヘタが枯れていたら食べてよしのOKサイン。
熟しています。
カット後は、ワタと種を取り除き、ラップなどに包んで冷蔵庫で保存します。
ラップが断面に張り付いてしまうことがあるので、不織布などで覆ってからラップで包むのもおすすめです。

お料理は、煮ても、焼いても、サラダやスープにしても、スイーツにしても、本当に万能です。
素晴らしいわ。大好き。
ですが、最初の一刀は死にものぐるいのかたさです。
これ、どうにかならんのかい。

食べたい一心で、いつも覚悟を決めて包丁を握ってますねん。

今回の食べ方は、ソテーからの展開です。
レシピを2つ紹介しますが、かぼちゃを切って、小麦粉をつけて油で焼くところまでは同じ工程なので、一度に2つのお料理が完成しますよ。2日目以降も味がなじんでおいしくなるので、作り置きにもおすすめです。

「かぼちゃのエスカベッシュ」4人分

〈材料〉
・かぼちゃ 1/4個(250g~300g)(5㎜厚さにカット)
・赤玉ねぎ(または白玉ねぎ) 80g(薄切り)
・パプリカ 80g(千切り)

A・リンゴ酢 大さじ2
 ・レモン汁 大さじ1
 ・オリーブオイル 大さじ3
 ・おろしにんにく 小さじ1
 ・甜菜糖 大さじ1
 ・塩 小さじ1/2
 ・粗挽き黒胡椒 適量

・ソテー用オリーブオイル 適量
・小麦粉 適量

〈作り方〉
1 Aをボウルなどに入れてよく混ぜる
2 1に、赤玉ねぎとパプリカを入れて混ぜ、全体をなじませておく
3 かぼちゃのスライスをまな板などに並べ、塩(分量外)をふりかけてしばらく置き、かぼちゃが汗をかいたら小麦粉をまぶす
4 フライパンにオリーブオイルをしき、3のかぼちゃを弱火でじっくりと、両面に焼き色が付くまで焼く
5 4を2に入れてざっくりと和え、冷やしていただく


ソテーしたかぼちゃ。このままでもシンプルなおいしさだね。

 

「かぼちゃのアラビアータ」4人分

〈材料〉
・かぼちゃ 1/4個(250g~300g)(5㎜厚さにカット)
・にんにく 1~2片(みじん切り)
・鷹の爪 1本(輪切り)
・オリーブオイル 大さじ2

・トマトソース 150g(手作りでも市販でもOK)

・ソテー用オリーブオイル 適量
・小麦粉 適量

〈作り方〉
1 フライパンにニンニクのみじん切りとオリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りが立ったら鷹の爪を入れて香りを出し、ニンニクが香ばしくなってきたら火を止め(余熱で焦げてしまわないように注意)熱々のうちにトマトソースとよく和えておく
2 かぼちゃのスライスをまな板などに並べ、塩(分量外)をふりかけてしばらく置き、かぼちゃが汗をかいたら小麦粉をまぶす
3 フライパンにオリーブオイルをしき、3のかぼちゃを弱火でじっくりと、両面に焼き色が付くまで焼く
4 3を器に盛り、1のアラビアータソースをかけていただく。作り置きする場合は、全体にソースを絡めてしまってよい

これから秋冬まで日持ちするかぼちゃ。
すごいな、かぼちゃは。