というのは置いといて、その友人の畑からセロリが届きました。
スーパーでよく見かける茎が白くて長いものと違って、葉っぱの緑が多いタイプです。
そういえば、産直で売られているのも緑が多い。
品種の違い?育て方の違い?
聞くところによると、根元が白くて長いセロリは軟白栽培されたものだそう。
株を覆って直射日光に当てずに育てることで、香りや味がマイルドになり、繊維も柔らかく食べやすくなるそうです。
ということは、友人の畑のセロリちゃんは、太陽をいっぱい浴びた元気でパワフルなスーパーフードだね。
よし!ハイパワーセロリを食べてますます元気になるわよー!
セロリの葉は、洋風煮込み料理の風味づけに必須という方も多いと思います。
茎は、生のままスティックサラダとしてかじったり、スライスしてサラダに入れ、風味と食感を楽しみます。
夏は、きゅうり、トマト、アボカドなどと一緒に、玉ねぎドレッシングなどで和えて食べると最高です。
しかし、セロリの風味が苦手という方もいらっしゃるようです。
そんな方におすすめなのは、スムージーに少し入れること。
セロリの葉、パセリの葉、大葉などの香味系葉っぱの共通点として、スムージーに入れると味がしまります。さすが薬味。
また、香味系野菜は、さっと揚げた天ぷらがおいしいのでぜひお試しください。
生のセロリが苦手な人には、鷹の爪を少し入れ、ごま油できんぴらにして、白醤油(または出汁醤油)などで柔らかな味付けにします。
しょうがやひき肉などと炒め、カレー風味に仕上げるのもおすすめです。
炒め物は葉も茎もどちらも使えますが、セロリは繊維がかたいので、その繊維を断ち切るように、茎は斜め切りに、葉は細かく刻むと食べやすくなります。
今回は2種類のポタージュのレシピです。
冷やしても、温かくしてもどちらでもOKです。
たくさんセロリが入っていますが、言われないとわからない人もいるかもしれません。
でも、セロリ好きさんにはきっとわかる。嫌いな人にもバレるでしょう。
「パイナップルとセロリのココナッツミルクスープ」
〈材料〉4人分
・パイナップル 250g
・セロリの茎 150g
・玉ねぎ 50g
・ココナッツオイル 小さじ1
・水 200ml
・ココナッツミルク 400ml(1缶)
・塩 適量
・粗挽き黒胡椒 適量
〈作り方〉
1 パイナップルは、ざく切り、セロリの茎は斜め薄切り、玉ねぎは薄切りにする
2 鍋に、ココナッツオイルとセロリ、玉ねぎ、塩少々を入れて混ぜ、ふたをして弱火で蒸し炒めする。時々ふたを開けて焦げないように注意しながら混ぜ、玉ねぎが透きとおり、セロリがしんなりするまでじっくり炒める
3 2に水を入れ沸騰してから弱火で10分煮込み、塩少々とパイナップル、ココナッツミルクを入れて一煮立ちさせ、ハイパワーブレンダーでなめらかにする。または、ミキサーにかけてザルなどで残った繊維をこす
4 冷蔵庫で冷やすか(冷やしすぎるとココナッツミルクがかたまる。その場合は少し常温におく)温めて、食べる直前に、黒胡椒をたっぷりひく
「セロリとキャベツ、レンズ豆のポタージュ」
〈材料〉8人分
・セロリの葉と茎の両方で 200g
・キャベツ 1/4個 (約300g)
・玉ねぎ中1個 (約200g)
・赤レンズ豆(乾燥) 100g
・ローストカシューナッツ(無塩)50g
・ローリエ1~2枚
・クミンシード 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・水 800ml
・白味噌 大さじ1
・塩 適量
〈作り方〉
1 セロリの茎は斜め薄切りに、葉は1㎝幅に、キャベツは太めの千切りに、玉ねぎは縦に薄切りにする
2 鍋にオリーブオイルを入れて温め、クミンシードとローリエを入れて香りが出たらすぐにすべての野菜を入れて塩少々をふり、全体に油が回るように混ぜ、ふたをして弱火で蒸し炒めする
3 時々ふたを取ってかき混ぜ、玉ねぎが透きとおり、すべての野菜がしんなりするまでじっくり炒める
4 水、赤レンズ豆(乾燥のまま)、カシューナッツを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして20分煮る。時々、レンズ豆が鍋底にくっつかないようかき混ぜる
5 ローリエを取り出し、ブレンダーで具を潰す。好みで水を足して濃度を調整し、白味噌と塩で調味し一煮立ちさせる
*4で入れる水の量は、材料が少しかぶる程度です。最後、塩味の調整をする前に、お好みの濃度になるよう水を足し火入れします
ちなみに、セロリは涼しい気候を好むのだそう。
ということは、今季最後のパワーセロリだったかな?!