【久保敬子先生主宰 アンソレイエ・ヴィーガンスイーツ指導者養成コース 受講終了しました】
名古屋の ensoleillé洋菓子教室 久保敬子先生が主宰される
ヴィーガンスイーツ指導者養成コースを受講していました。
2020年1月より始まり、6月で全講座終了、指導者認定をいただきました。
Neoベジタリアン®︎代表・東川恵里子(erico)先生より
「びっくりするよ!すごいよ!いい意味でこれまでの米粉菓子と思えない美味しさ!」
と敬子先生のヴィーガン焼き菓子の衝撃を教えていただき1年半が経ちました。
敬子先生は長年、洋菓子専門の講師としてご活躍されていらっしゃいましたが、ご自身の体調や心境の変化からerico先生のNeoベジタリアンに興味を持たれ、Neoベジタリアン・ディプロマを取得されるに至りました。
そして、ご自身のお教室「アンソレイエ」も、洋菓子レッスンからヴィーガンスイーツレッスンへと内容を一新されたのです。
これが、どんなにすごいことか。
ヴィーガン菓子を作る意義、食べる意味は幅広くあります。
当然ながら、人によって動機は違います。
健康のためであったり、趣味であったり、信条によるものであったり、環境への配慮や社会的ムードもあるかもしれません。
それらすべてを含む場合もあります。
そして、ヴィーガンとはいえお菓子はお菓子です。
スイーツは日々の食事とは違う、小腹を満たすおやつとも違う、至福の癒しであり嗜好品といえます。
ヴィーガン菓子を作ったり食べたりする動機がなんであろうと、嗜好品である以上、美味しい方が断然よいと思いませんか?
ですが、実際、美食といえるレベルのヴィーガンスイーツは多くはありません。
健康的な食材や製法へのこだわりなどと美食は共存できるのか、できないのか、それが非常に問題です。
しかし、わたしはラッキーなことにすでに、Neoベジタリアン・erico先生のスペルト小麦粉で作る最高にHOTで美味なヴィーガンケーキに出会い、これまでも、皆さまへお伝えすることができました。
さらに、敬子先生の超ハイレベルでうっとりするヴィーガン焼き菓子に出会ってしまったのです。
敬子先生のレッスンを受けて体感したことです。
先ほど、ヴィーガン菓子と美食は共存できるのか、できないのかという疑問を呈しましたが、この考え自体が愚ねんなり。
できる、できないではなく
やらないのでできなかった
ということが、よーくわかりました。
敬子先生はお菓子の天才なのでこんなにハイレベルな米粉サブレが焼けるんだ、こんなにとろける美味しさの植物性クリームが作れるんだと思っていたのですが、敬子先生は、美味しいお菓子ができるまで一切の妥協を許しません。繰り返しレシピを練り上げ続けていらっしゃるのです。来る日も来る日も来る日も。錬金術師のように。
erico先生もそうなのですが、敬子先生に習っている間も、レシピはどんどん改良されていくのです。
この前、6gと伝えましたが、今はロットが違うので7gに変更してください。
鈴鹿さん家のオーブンの場合は、温度をさらに10℃上げて後2分追加して焼き、そのまま庫内で5分置いてください。
などと、謎の指示が飛びます。
素直にその通りにするわたし。
するとあら不思議。
わお、上手くできた〜!
これの繰り返しでした。
敬子先生のヴィーガンスイーツは、「本当にこれだけ?」というほどのシンプルな材料のレシピが多いのにも驚かされます。
だからこそ、0.1gの差は大きく、焼成の温度とタイミングの妙など、少し勘が狂うとたちまち出来上がりが変わってしまいます。適当にできた、はありません。洋菓子の世界では当たり前のことなのでしょうが、お菓子作りの基礎がなかったわたしには、すべてが驚きの連続でした。
米粉、甜菜糖、ココナッツオイル、豆乳という、わたしにとって大変身近だったはずの食材が、何度も遠くへ行ったり来たり、素材と向き合うことの奥深さをあらためて思い知らされました。
講座がすべて終わり、敬子先生からはレシピ使用の許可をいただくことができました。
しかしながらわたしは、今やっとヴィーガンスイーツ作りのスタート地点に立ったんだなと、正直なところ、そんな思いです。
敬子先生から、美味しいスイーツを作る基礎体力をつくる、その訓練方法を教えていただきました。
敬子先生、スロウスタートでごめんなさい。
この世界、奥が深すぎます。
だからこそ楽しい。
今後は、はなのうてなから皆さまへ、敬子先生の考案されたレシピをお伝えしたり、ご試食いただいたりできるようになります。
Neoベジタリアンスイーツと併せて、アンソレイエ・ヴィーガンスイーツも随時ご紹介していけるよう、高めていきたいと思っています。
アンソレイエ・久保敬子先生、長い間、丁寧なご指導をありがとうございました。
皆さま、アンソレイエ仕込みのはなのうてなヴィーガン菓子をどうぞお楽しみに!